彫金には欠かせないガスバーナーと酸素バーナーのセッティング

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前回までのあらすじと今回のあらすじ

いえね、ちゅ~のも今までの記事でさ、そんな道具の説明もしてなかったちゅ~か、してなかった訳じゃないけど結果的に端折っちゃってた部分もあったじゃん?

ま、ぶっちゃけ、こういうものを作れるんですねぇ~的な感触とかね、こんなものを作ってみたいなぁ~的な気持ちとかね、そういう浮かれポンチな気持ちにならなきゃ、そんなん最初から設備投資なんて考えないし、そもそも設備や道具の話しって地味ちゅ~か、あんまり盛り上げらない話題だったりするから、ちょっと後回しにしてたんだね。

でもさ、どんな業界でも職人さん的な人って少し道具マニアちゅ~か、フェチちゅ~か、癖ちゅ~か、習性ちゅ~か、ちゅ~ようなものがある傾向が高いから、もう逆に道具とか工具とか設備とかの話しで盛り上がっちゃう訳なんだけど、大人って馬鹿だよね、特に男って・・・って話しではなくて、ちゃんとした何らかの話しだったと思うんだけど、何の話しだったったけ?

ちゅ~ような感じが、前回までのあらすじでしたが、今回は本格的なジュエリー製作、ま、彫金でも宝飾でも鍛金でも何でもい~んだけど、ある一定の規模での作業とかね、ある一定の技術を駆使しなきゃいけなくなると絶対的に道具類の設備面での強化や充実が必要になっちゃうんだよね~って話しなのか否か?

設備投資ちゅ~のは何だって似たようなもんなんだけど、やっぱ、心理的にも財務的にも負担になって悩んだ挙句に断念しちゃう人だって多いと思うんっすけど、よ~く考えてごらん、ちょっと想像してみ。

自由自在に火を使い、変幻自在に炎を操る荒ぶる神々のようなかっき~自分の姿を・・・

ちゅ~ような感じで、最悪、あたしは食べないけど何かの肉料理とかの炙りにも使えちゃう系の強力なガスバーナーと選ばれし者しか扱う事ができないと言われる酸素バーナーちゅ~アイテムについて説明をするみたいですね。

ま、あらすじ的にはガスバーナーとか酸素バーナーの使い方っていう以前の問題、セッティングとかについての内容らしいっすけど、どんなエンディングが待っているのか楽しみっすね。

 

本格的なガスバーナーと酸素バーナーのセッティング

こちらが通常のガスバーナーちゅ~道具になり、一般的な火力と威力を持ってるんだけど、ガスバーナーにはプロパンガス用と都市ガス用があり、ちょっとしたトリガーの位置なんかや仕様なんかの違いで6種類くらい用意されているから、使用するガスに合ったタイプにしないと危険です。

これはプロパンガス用になりますが、プロパンガスの方が火力が強くてい~んだけど、最近はガスボンベの充填をしてくれなくなってきたのです・・・

バーナー下部のホースも使用するガスによって違いますよ。
下の画像で見るとピンク色っぽい色の太いホースがガスボンベと繋がっているホースで、黒い細いゴムホースがコンプレッサーと繋がっているホースとなり、ガスホースの方はガス漏れしないように根本まで突っ込んで締め付け金具で締め付けて下さいね。

ちなみに火口と呼ばれる炎の出る先端部分が大口径から極小口径まで4種類くらい用意されているので、用途に合わせて付け替えます。

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こっちの真鍮製のタイプが絶大な火力と威力を持った酸素バーナーちゅ~道具になり、ジュエリー等の細かな作業向けの小型タイプとなっています。

バーナー下部の小豆色っぽいホースがガスボンベと繋がっている専用のホースで、網目が入った透明のホースが酸素ボンベと繋がっているホースで、どちらのホースもガスや酸素が漏れないように頑張って奥まで突っ込んで締め付け金具で締め付けて下さいね。

酸素バーナーの火口は自分でドリルを使って好きな口径にできるようになっているので、1.2mmくらいから1.8mmくらいの間で何個か用意しておくとい~っす。

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こちらがガスバーナーと酸素バーナー共通のガスボンベでガスボンベは容器の大きさが何種類かあるんだけど、さっき書いたじゃん、最近はガスボンベの充填をしてくんなくなったって・・・
ガスボンベにはガスホースを突っ込んで締め付け金具で締め付けた状態の調整器を捻じ込んで、ガスボンベが空になったら新しいガスボンベと交換しますが、この調整器も何年か毎に点検や交換が必要です。

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これはガスバーナー用の空気を送るコンプレッサーちゅ~装置で電源を入れるとブ~ンって音を出しながら細かく振動して空気を送り出すのです。
出力の違いやサイズ違いでいろいろあるけど火力調整はバーナーのトリガー調整でできるから、コンプレッサー自体はハイパワーの方がお薦めっすよ。

ま、ガスバーナーちゅ~のはガスと空気を混合させた炎を吹き出す道具なんだね。

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こちらが酸素バーナー用の酸素ボンベとなり、酸素バーナーはガス溶接の資格を取得してないと使えません。
コンプレッサーで送り出す空気と違って酸素なのでガスと混合した時には鉄をも熔解する高温高火力の炎が吹き出せるので、貴金属だとプラチナ素材は酸素バーナーが使えないと作業できないっすね。

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酸素ボンベには酸素用のホースを奥まで突っ込んで締め付け金具で締め付けた状態のミッキーマウスのようなフォルムをした調整器を捻じ込んで使うのですが、もの凄い圧力が掛かっているのでギッチギチに突っ込んで締め付け金具で締め付けておかないと漏れちゃって、知らない間に酸素ボンベが空になっちゃうよ。

ちなみに下の画像で右上の丸いメーターが酸素ボンベの残量、左下の丸いメーターが圧力を表示するメーターになり、圧力は真ん中の出っ張った黒いネジネジを時計方向に回すと緩んで、反時計方向に回すと絞れるので、鼻みたいだなぁ~とか適当に回しちゃダメだよ。

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これらガスバーナー本体&ガスボンベ&ガスホース&コンプレッサー&ゴムホース、酸素バーナー本体&ガスボンベ&ガスホース&酸素ボンベ&酸素用ホースの組み合わせというか、これらを繋ぐ事でガスバーナーや酸素バーナーが使えるようになる訳ですが、ノンノン、まだ早いっす。

まず、酸素バーナー用の小豆色っぽいガスホースとガスボンベの調整器から出てるピンク色のガスホースの径が違うので変換連結器を間に入れて太いガスホースと細いガスホースを連結させますが、ここでもガス漏れが起きないように締め付け金具で変換連結器の両サイドを締め付けて下さい。(下記画像の一番上の状態)

そして酸素バーナーは火力や圧力が強い上、炎が出る先端火口の口径が細いから何かの拍子に炎が逆流するとガス大爆発の大惨事を招く危険がある為、ガスホースと酸素用ホースのそれぞれに逆流防止カブラという安全装置を取り付けますが、もちろん、逆流防止カブラの両端も締め付け金具を使って締め付けておく必要があります。

下記画像の中央が酸素用ホースの逆流防止カブラとなり、一番下がガスホースの逆流防止カブラとなってて、それぞれボンベ側が真鍮になり、バーナー側が銀色となるように取り付けね~と意味ね~よ。
逆流防止カブラは万が一、逆流した際に銀色部分と真鍮部分の連結部がスパーンって抜けてガスを止めてくれます。

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ちゅ~ような感じで、ホース径の調整と安全装置を取り付けたら、普通のガスバーナーは使える状態になります。

しかしながら、酸素バーナーの方は酸素ボンベから供給される酸素の圧を調整しないと酸素用のホースがビンビンの暴れ馬な状態になって最終的に圧に耐え切れずにどこかの連結部が外れて一気に高圧の酸素が爆発的に放出され、ま、酸素だから少しはマシですが、狭いスペースとかだったら窓ガラスくらいは割れちゃうんじゃないかなぁ・・・

ちゅ~訳で酸素ボンベに捻じ込んだミッキーマウスみたいな調整器の出っ張った黒い鼻みたいなグリグリと回すところを回して圧力が「0.5」っていう目盛り以下、ま、0.4くらいになるように調整してね。

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そして何気に重要なのは酸素ボンベが何かの拍子で倒れないようにする事でして、あたしの場合、お酒のケースに入れて鎖で固定して何があっても倒れないようにしています。
地震とかで倒れてバルブの部分が壊れてロケットみたいに飛んできてボディにズドンって突き刺さって、すげぇ~い~のもらっちまった・・・って内臓が破裂しちゃって苦しんじゃいそうなイメージが浮かんじゃうから、ちょ~安全策を講じているっす。

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ちゅ~ような感じでガスバーナーと酸素バーナーのセッティングを終えたら、やっとガスバーナーや酸素バーナーを使って炎を変幻自在に操る事ができるかもしれない状態になるっちゅ~訳っすね。

ガスバーナーも酸素バーナーも右側のトリガー及び調節ネジを回すとガスが出て、左側のトリガー及び調節ネジを回すと空気もしくは酸素が出ます。
点火させる時は、火口にライター等の炎を近付けてガスを少しずつ出して着火させ、その後、空気もしくは酸素を出してガスと空気もしくは酸素がい~感じで混合するように調整して使いますよ。

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普通のバーナーはこんな感じの先細になるような炎にした時、中心部の色の違う炎の先端部分がもっともピンポイントで高温の部分となり、ボワァ~って炎を先細にしないで拡げるような状態にするとピンポイントで高温になる部分がないので全体的に加熱できちゃいます。

一気に空気を出しちゃうと火口に着火した炎が消し飛んじゃうから、そん時は素早くガスも空気も止めちゃってね。

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酸素バーナーの方は炎を先細になるように絞る程に圧が高まるのでシュ~って感じの音がしますが、それは普通の風切り音みたいな感じのものなので気にしないでいいです。

通常のガスバーナーと同じように炎を先細になるように絞った状態で中心部の色の違う炎の先端部分がピンポイントで高温の部分となり、ボワァ~って炎を絞らずに拡げた状態はピンポイントで高温になる部分がないので全体的に加熱する時なんかになります。

この画像の炎くらいで先細になった先端の高温部分でシルバーやゴールドに火を近付けると一瞬で熔解しちゃいますよ。

そんで普通のバーナーと同様に酸素を勢いよく出し過ぎちゃったり、或いは火口に溶接部分を近付け過ぎちゃったりしちゃうと一瞬で炎が吹き飛んで消し飛ぶんだけど、その時はパン!って結構な破裂音がするから驚くかもよ。

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ちゅ~ような感じで本格的なガスバーナーや酸素バーナーを駆使して変幻自在に炎を操れるようになると様々な事が可能になるんだけど、ま、ちゅ~ても最初は簡易的なタイプでもいいんだけど、ま、自由、任せる。

あたしの秘密兵器は光学兵器でレーザーで~す。

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あんまり記事が書けない感じになっちゃいますが、ま、いっすよね。

ちゅ~ような感じで、ち~ゆ~。

ΘεΘ

 

 

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Ijeluna onota
ち~ゆ~国である「Ijeluna:ΘεΘ」と「nekogurma:ΦωΦ」さんはジュエリーを製作したり宝石をコレクションしたり販売したり眺めたり何かしらしているんだよ。 http://shop-nekoguruma.com/
[ 彫金には欠かせないガスバーナーと酸素バーナーのセッティング ]彫金/ロストワックス2017/04/08 00:53