はいどーも皆様こんにちは、石を拾って石を売る、究極の低燃費ハンドメイダー、ロミ子でございます。
そもそもダイヤモンドもプラチナも、もともとは地面に埋まっているものでございまして、価格がつくのは人間サマが欲しがるから、という単純で経済的な理由に過ぎないものです。と、いう観点から大きく考えますと、ダイヤモンドも道端の石コロにもさほどの違いがない、という単純な結論にたどり着くわけでございますが、やっぱりわたしはダイヤが好き!っていうかカネが好き!
そんなわけで今回は天然石の磨き方、具体的にはヒスイを原石からルースに加工してみましょう!というお話です。
今回使用するヒスイは国産!ニッポン人なら米もヒスイも国産に限る!ってことで、新潟県は糸魚川市産出の俗にいう糸魚川翡翠を使います。
やってきました糸魚川のヒスイ海岸!この石だらけの海辺からヒスイを探すわけです。
まー半分あきらめてるよね。こんな石コロばっかのとこで見つかるはずないよね~。とか思いつつも、何回も通い続ければ徐々に見つけられるようになります。
そんなもんで、ドン!ヒスイの原石です。側面がガタガタなのはさんざん切り取ってルースを作っているからですね。最初からこんな状態ではございません。
まず使う道具はこちら。リューターです。ルーターとか呼ばれたりします。回転数が調整できるものが望ましいです。
【3.0φコレット 2.35φスリーブ仕様】マイクロモーターシステム スターライトセット ブラック (高速35,000回転) SBH35nST-B-3024 新品価格 |
このリューターの先端にダイヤモンド・カッティングディスクを装着して使いますよー。
新品価格 |
まず、原石のどの部分を削りだすか見極めます。そののち、リューターの回転数を中くらいにして、石を削りだしていきます。ズガガガガガガーっと物凄い音がしますが、さほど怯えることはありません。これは切っているのではなく、削っているので、間違って指にちょっとくらい当たっても怪我はしません。
怖がってしまっては余計危ないので、冷静に落ち着いてカットしましょう。もちろん、油断は怪我のもと、慎重にやるに越したことはありません。また、粉塵や石の欠片が飛び散る危険性があるので、必ずマスクとゴーグルを着用しましょう。
様々な角度から石を削り出します。
ヒスイの欠片を削り出しました。
次にカッターの面の部分を使い、ヒスイを丸くしていきます。
円柱形にします。大まかに削っているときはリューターを中速にしますが、細かく形を滑らかにしていく場合は低速で回転させます。
円柱形から、ドーム型に造詣します。
低速で形を調整していきます。
次は耐水サンドペーパーを使います。今回使用するのは、400番、600番、800番、1000番、1200番、1500番、2000番、2500番の8種類。
JomMart 耐水ペーパー 10種類 セット 各1枚 (#180 #240 #320 #400 #600 #800 #1000 #1200 #1500 #2000) TL0221 新品価格 |
若い番手のサンドペーパから順番にひたすら磨きこんでいきます。
サンドペーパー400番。
600番→800番→1000番まで磨きこんだ状態。艶が出てきました。
1200番→1500番→2000番→2500番で仕上げ。
バフで艶出し。
他の石でも研磨の基本は一緒です。
さほど難しくもないし費用もさほどかかりません、自分で見つけた原石をカボション・カットに加工するのは楽しいですよ。
ロミ子でしたっ!
最新記事 by ロミ子 (全て見る)
- 鏡面磨きの作業を効率化! サンドペーパー・ロールをつくろう - 2017年11月30日
- カバンサイト(カバンシ石)でダブレット・ストーンをつくろう! - 2017年5月31日
- フォッサマグナの北と南で石を拾って商品化してみる - 2017年5月9日