ロストワックスの技法とは?
貴金属を使ったアクセサリーやジュエリーの製作方法ってさ、いちば~ん手軽に始められて、何となく気軽だからハードルが低くくって、あんまり怪我の心配も少ないのがロストワックスとか呼ばれてる技法なんですが、ど~して今さら説明するのかというと、散々過去にジュエリー製作の記事があるのに、誰もヒトコトも基本的なその詳細について説明してないっていう驚愕の新事実が発覚したからです。っていうかいまさら気付いたからです。気づけよ!スカタン!ヌケサク!トンマ!ウスノロ!ヨイヨイ!ウスラトンカチ!って訳で初心に帰り、ロストワックスって何なんだよ、という皆さまの素朴な疑問について、わたしのステキな手書きの絵と共に解説します。ロミ子ですヨロチク。
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ちゅ~ような感じで、ボスであり編集長でもあるロミ嬢が斬新なイラストとアバウティ~な説明をしてくれているんだけど、ま、気付いていた、それは承知の上、分かっているけど様々な画像の準備とかしないと紹介できないから書いていなかった訳なんだけど、その内、できれば遠くない未来に紹介する予定だったりしますが、とりあえずはロミ嬢の記事を読んで空想を膨らましておいてちょんまげて欲しいんだけど、この画像のマシーンがハイテクなタイプの鋳造マシーンってのになります。(画像が粗いから粗末に見えちゃうね・・・)
ほれ、最近だとCMに入る時のテレビ番組でも何かTシャツとかの胸の部分、或いは街角の看板なんかにモザイクが掛かっているじゃん?
それと同じでロストワックスちゅ~か、キャスト、日本語で言うところの鋳造をやっているところってのは基本的に様々なブランドの商品が扱われているし、鋳造にも様々なノウハウや設備があって、どうしても鋳造をするには工場とかみたいな規模と設備が必要だったりするので、そんな簡単に内部情報を公開できなかったりする訳ですが、ま、そういう情報も必要なので準備しているよ。
ちゅ~訳で、今回は敢えて完全にボスであり編集長でもあるロミ嬢の裏で記事をかぶせちゃいますよ。
いつもの如く、この記事がボツになるか否かはボスであり編集長であるロミ嬢次第なので、ま、ボツってもいいような感じで気ままに書いてみるっす。
装飾性のあるペンダントトップをワックスで製作しちゃおうかなぁ。
ちゅ~ような感じで、ロミ嬢は比較的にシンプルだけど石枠の形状がティアドロップになったデザインのペンダントトップを紹介していたので、逆に装飾性のあるデコラティブな感じ?
ちょっと彫刻的な技術で装飾性を持たせたデザインのペンダントトップを製作するプロセスにしてみるね。
リングを製作する場合なんかは、チューブ状の穴が開いているワックスを使う事が多いのですが、ペンダントとかブレスレットとかみたいなアイテムの場合はブロックワックスと呼ばれるワックスを使いますよ。
ブロックワックスの場合、いろいろな厚みと大きさにカットされた状態のものがあるので、地味に手間を省きたいなら最初から程良い厚みのブロックワックスを使うと楽ちんっす。
カットされた状態のものでもカットされていない状態のものでも切断された面とか自分で切断した面はガタガタ、フラットな状態じゃないからフラットな状態にして均等な厚みと幅、いい感じのブロックにしちゃいます。
ちゃんと寸法を出して、中心線とか目安になる印なんかを付けて、石が嵌まる窪みを作っちゃいますよ。
慣れてくると石の寸法に合わせて石の嵌まる窪みを作るのは、そんなに苦労しないんだけど、ま、ここからリングであれペンダントであれジュエリーの製作が始まってく訳なので、そういう意味では気が抜けない、油断大敵なんじゃないかなぁ~って思うよ。
ちゅ~か、まったく関係ないんだけど、あたしの記事は以前に書いたブログの記事がベースになっているんだけど、画像サイズが違うから画像処理しなきゃいけねぇ~し、文章なんて大幅加筆どころか完全に書き直しているから、ちっとも楽ちんじゃねぇ~んだよ。
ま、何か書いたり読んだりするのが好きなので別に問題ないっていうか、それはいいんだけど、いいんだけど一応は書いておきます。
で、どの段階だ?
あ、これは二重覆輪って呼ばれる通常の覆輪枠の周囲にもう一回り大きなサイズのアウトラインを作って、覆輪の周囲に溝が入ったような感じのデザインになっているから、石の嵌まる窪みの縁を基準に一段、ちょっとだけ低くしちゃっているんだね。
二重覆輪の場合は単なる覆輪と違って製作している初期の段階で覆輪の厚みやなんかが完成しちゃうから、ま~ま~薄い覆輪の部分が破損したりしないように注意しないといけないっすよ。
それ以外だと覆輪のアウトラインに溝を作っている訳なので、その溝が垂直に彫られていないとデコデコして歪な形に見えちゃうから、その辺りもポイントになるかしら?
シンプルなフォルムやラインで構成されるデザインと違って、装飾性のあるデザインにする場合は全体的なボリューム感とかバランス感だけじゃなくて、どの程度の装飾性を持たせるかとか装飾性を持たせる部分がどこら辺なのかとか気が散っちゃって製作速度が遅くなっちゃったり、途中でデザインが変わっちゃって装飾性が過剰になってしまったりする事が多いから、もしかするとデザイン画っていうかイメージ的なイラストなんかを描いて製作した方がいいかもしんないです。
ま、あたしは書きませんけどね。
デザインとかボリューム感とかで悩みモードに入ってしまうと手が動かなくなっちゃうから、考えるだけ時間の無駄、そこは無駄に悩む事がないように思い切ってボリューム感とフォルムだけを意識して余分だと感じる部分を削り落としていっちゃう系のあたしです。
これも経験上の理由があってボリューム感とかフォルムが曖昧な状態で装飾性を持たせちゃうと後からボリュームやフォルムの調整をしようと思ったりしたら、折角、ちょ~頑張って地道に彫り出したりした装飾部分を削り落とさなきゃなんなくなるからです。
これ、地味に結構、集中力やモチベーションが下がりますよ。
ま~ま~の感じ、このボリューム感とフォルムの中で装飾性を持たせるんだ!って感じのところまでは、そこそこ大胆にカットしたり削り落としたりしちゃいますが、そこから先は丁寧に慎重に進めていくっす。
デザインにもよりますが、チェーン等の通るバチカン部分もペンダントトップのデザインの一部になっているので、チェーンとかが通る横穴も開けておきますよ。
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装飾性の有無に限らず、いつだってギリギリ、それ以上やっちゃったら失敗、その手前まででも失敗っちゅ~ような気持ちで、ま、失敗しちゃう時は失敗しちゃうし、そういう悪いイメージが頭に浮かんじゃうと心に余裕がなくなってしまうから、失敗は恐れずにデザインの彫刻に入ります。
こういう感じの装飾性の場合、いきなり深く彫ってしまうと修正できないから少しずつ彫り下げてデザインを立体的にしていきますよ。
立体的な唐草模様みたいな感じ、アラベスクな感じって良くも悪くも雰囲気が決まるっていうか、そういう雰囲気になっちゃうじゃんね?
ちゅ~ような雰囲気に流されると何となくどこかで目にしたブランドとかのデザインとかのイメージに寄っていってしまうから、ま、そういう感じ、そういうイメージのものが作りたいんだったら問題ないんだけど、そうじゃないなら・・・それは自分で考えてくれ・・・
こういう立体造形っていうか、立体的に考えてデザイン的に正面と側面と裏面が自然と一体になっているような感じの場合、裏抜きとか光抜きとかみたいな作業工程も製作の途中段階から入ってきますよ。
ポイントとしては、製作しているワックスを様々な方向から眺めて、何か分かんないけど、どんな感じにしたいのか完成形の状態を何度もイメージして確認する事っすかね?
手彫りで装飾性を持たせる場合なんかは特に製作者の癖っていうか特徴が出易いから、自分の場合、大体この辺りの工程でミスる事が多いとか、こういう部分はこうなりがちなんだよなぁ~とか分かってくると思うので、それが修正の必要があるところだったら意識して注意し、それはそれで問題ないって感じだったら逆に作風や製作者の癖って形で残しちゃった方がいいっすよ。
そういうのってさ、3D-CADとか光造形とかデジタル的な方法で製作するものでは表現できないハンドメイドっていうか人間の作る味わいみたいなもんじゃない?
ちゅ~ような感じで仕上げをしてワックスを綺麗にしていくっすよ。
装飾性のあるデザインだと特に鋳造して地金になってからだと仕上げる事ができない部分とかあるから、その先で触れない部分は念入りに仕上げちゃいます。
ま、そこも味、そういうピカピカじゃない感じ、ラフな感じがいいって事だったら、そんなに気にしないでもいいっすよ。
側面から見た感じっすね。
ワックスの段階で細くて深い溝って鋳造する時に埋まってしまったりする可能性が大なので、ともかく深くて鋭い溝とかなんかにならないように注意するのがポイントかなぁ。
まぁ、あんまり浅くても立体感が乏しくなってしまうから感覚的に掴むしかないから何なんだけど・・・
ちゅ~ような感じで完成っす。
また調子がいい時に気ままに記事を書いちゃいますが、そんな頻繁には書けないっすから、そんな感じでよろしくお願いしま~す。
じゃ、ち~ゆ~。
ΘεΘ
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