はいはいおこんにちはシーグラス・クロニクル野北でヤンスよ。そろそろ夏ですね~。涼やかなるシーグラスの季節到来です!
つうことで、今回は「シーグラスのブレスレット」の作り方をご紹介致しますよ!
今回はオールシーグラス!オールシーグラスっていうのはですね、小粒のシーグラスだけを使ったブレスレットのことです。金具とかワックスコードとかが入ってなくて、とにかく小粒のシーグラスを使いまくる贅沢なブレスレットなんですよ。例によってシーグラスを集めるところから始めます。シーグラスの集め方については、過去のエントリーを参照して下さいね。
シーグラスの集め方と道具の準備
今回は小粒ですから、ちーさい砂利が集まっているところが狙い目です。わっかるかな~。むっちゃ細かいシーグラスが、1・2・いっぱい。
緑・青・茶色に見えるものは全部シーグラスです。こーゆーところで、直径1cm以下のシーグラスをばかすか集めましょう。シーグラスの大きさや出来上がりの内径にもよりますが、45個~60個あれば作れると思います。こんクソ暑か時にこげな細かいもん拾っとらるっか!!って方は速やかにヤフオクビーチやメルカリビーチに行って下さい。
さて今回使う材料とお道具はこちら。
● 小粒シーグラス(1cm以下)45個~60個
● リューター
● ダイヤモンドバー先端1mm
● ダイヤモンドビット先丸1mm
● ダイヤモンドビット先丸2mm
● 透明ゴム0.8mm
【3.0φコレット 2.35φスリーブ仕様】マイクロモーターシステム スターS33セット ブラック (高速33,000回転) STS33ST 新品価格 |
こういう感じでスタンバりますよ~~。
穴開けについての基本的なことや道具については、過去エントリーを参照して下さい。
んでカッコはコレ!粉塵が飛び散る危険性がありますので、装備はしっかりと!
シーグラスの穴あけ
準備できましたか?さて早速穴を開けていきますよ。
シーグラスを手に取って、安定する面を下にして、キッチンペーパーの上に置きます。指先に水をつけて、シーグラスの上にぽんと乗せます。
ダイヤモンドバー先端1mmをセットして、狙った場所に斜めに優しく当てていきます。
こんな感じで、指でしっかりとシーグラスを押さえておきましょう。
ガラスが削れると、こんな風に水が白く濁ります。ちょいちょいシーグラスを水で洗いながら、こまめにビットを離して様子を見て下さいね。
少しくぼみができたら、徐々にリューターを立てていきます。
シーグラスが削れてきました。この時、水を切らさないようにして下さいね。
これは、水が切れている状態です。こうなってしまうと、ビットの消耗が早くなってしまいます。また、熱で割れやすくなりますし、ガラスの粉が空気中に飛散します。とにかくいいことありませんので、くれぐれもこまめに給水するようにして下さい。
シーグラスを真横から見て、どのぐらい削れているか確認します。写真は半分ぐらい削れていますが、もう少し掘っていきます。
これで8~9割ぐらい削れました。ここで削るのをやめて、シーグラスを裏返します。
かなり削ったので、穴の位置が透けてはっきり見えると思います。この穴めがけて、今度はダイヤモンドビット先丸1mmに換えて、裏側から掘っていきますよ。
先程と同じように、最初は斜めに優しくビットをあてます。少しくぼみができたところでビットを立てますが、もう本当にガラスが薄くなってますので、あまり力を入れすぎないようにして下さいね。
さてこっからが重要!!もうちょいで貫通しますよ~~ってとこで、音が変わります!「ぶい~~~~~~~~」が、「きぃ~~~~~~~」って感じに高くなるんですね。この音が出だしたら、力を抜いて下さい。ここで力をこめてゴリ押しすると、バリっと割れる時がありますから慎重に!
この貫通の瞬間ってのがけっこうリスキーなんですね~。できるだけソフトに開けて下さいね。ほんでですね、シーグラスに貫通した穴を開けるには、必ず両側からビットを入れます。片方からだけビットを入れて開けようとすると
出口付近で高確率で割れます!
こんなんなるよ。あ~あ。
なんで割れるかというとー、簡単に言うと、ガラスには粘り気がないからです。ガラスは叩いたり落としたりすると割れますけど、鉄は変形はしても割れませんよね。鉄はですね、ネバネバしてます。ガラスは、なんていうかカチカチに固まった砂糖、みたいな感じです。あとですね、ガラスは熱膨張をします。急激な温度変化に弱いですので、摩擦で生じた熱は、こまめに水で散らしてあげてください。
シーグラスは、長年海でぶつかりまくって、衝撃を受け流しやすい丸い形にはなっていますが、やっぱガラスなんで割れる時は割れます。ガラスの性質を理解しながら、うまいこと削っていきましょう。
つーことで続き~。
そーっとソフトに貫通させて、無事きれいに穴が開きました!ここまで終わったら、今度はダイヤモンドビット先丸2mmに替えて、バリ取りをします。
飽くまで面取りですので、当てるのは少しだけでいいですよ。両面やってくださいね。
最後に歯間ブラシでゴシゴシやって、ガラスの粉を取ります。
でけた~~!
・・・とこれを延々繰り返します。最初はすんげーーー時間かかると思いますが、そのうち慣れます。作業時間が長いとリューターが熱くなってきますので、休み休み進めて下さいね。
あ、あとですね、さっきのような普通のシーグラスだけじゃなくて、ミルクシーグラスや色の濃いシーグラス、マルチシーグラスなどなど、色んなシーグラスがあります。
例えばこれですけど、白いミルクシーグラスと色の濃いシーグラスのマルチです。白いほうは全く光を通しませんので、こういう時は必ずミルクのほうから開けます。逆にするとどこまで掘ったのかすごくわかり辛くて、割ってしまうことがあります。シーグラスはひとつひとつ色も形も違いますので、慣れてきたらシーグラスの個性に合わせて穴あけを工夫してみて下さい。
えーと、普通に切れるビット(ビットは消耗品なので、使っているうちに切れ味が落ちてきます)で、こういう小さくて薄いシーグラスであれば、1つの穴開けにかかる時間は、5分以内でいけます。今回は1mm程度の小さな穴を開ける場合についてでしたが、大きな穴を開けようとすると、穴の大きさに比例して時間がかかります。ガラスの硬さによっても、多少変わります。大きな穴、深い穴を開ける場合には、ビットが数種類必要です。
JINTONG ルーター ダイヤモンド ペンルーター用ダイヤビット 研摩 30 本 セット 軸 2.35mm 新品価格 |
単調で根気のいる作業ですが、なんとか頑張りましょう。あまりにも単調で、死んだ魚みたいな目になってきますので、私は15個おきぐらいに違うことすることにしてます。リューター熱くなるしね。
ういーーーん。
ういーーーーーーん。
バリッ(あ)。
ういーーーーーーん。
むしゃむしゃ。
ういーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。
(中略)
延々と繰り返すこと約50回、やっとこさ全部できました。あとは、いよいよこれにゴムを通していきますよ!
ゴムを通してシーグラスブレスレットの完成
透明ゴム0.8mmを適宜切って、一方の端にクリップを噛ませます。これは、通したシーグラスが端からうっかり落ちないようにするためです。
一番端は少しぶ厚めのものを選んで、あとは順番に通していきます。
全部通し終わったら、クリップを取ってサイズを確認します。大きければシーグラスを外して、小さければまた新たに穴を開けてシーグラスを増やして下さい。
サイズもシーグラスの並びもOKなら、程よい力加減でゴムを引っ張って、固結びをします。ここで引っ張りすぎるとゴムが切れ易くなりますし、ゆるすぎるとゴムがのびたときにすぐに隙間ができてしまいます。
ゴムの一方の端を、一番最初のぶ厚めのシーグラスに通します。
ぎゅーっとひっぱって、結び目をシーグラスの中に隠してしまって下さい。ユルユルだったらもう一回固結びをして調整して下さいね。余ったゴムをギリギリのところで切って、仕上げにハンドクリームを薄く塗れば完成です。
というわけでオールシーグラス、ただひたすらに穴開けまくってゴム通すだけの単純なつくりですので、材料と道具と根気さえあれば、どなたでも作れるかと思います。是非挑戦してみてくださいね!
でも、もし作ってる最中に、投げ出したくなったり逃げ出したくなったりダメになりそうなときは、
うちのお店でも売ってます!
コバルトブルー系のオールシーグラスブレスレット [ショップページ]
初夏のオールシーグラスブレスレット [ショップページ]
パステルカラーのオールシーグラスブレスレット [ショップページ]
ガハハ!よろしくね~☆
野北でした~。
最新記事 by 野北 香織 (全て見る)
- シーグラスのブレスレットを作ろう! - 2017年6月2日
- シーグラスのビー玉のヘアゴムを作ろう!(4)完結!簡単なロー付けと組み立て編 - 2017年4月26日
- シーグラスのビー玉のヘアゴムを作ろう!(3)ビー玉の加工編 - 2017年3月14日