はじめまして、スギサクと申します。
私は、作家でも何物でもないただの個人で、ふだんは「手芸のスギサク～手作り品のゆるPR部」という、ハンドメイド作家の役に立ちたがるサイトを、細々と運営しています。
作品をオシャレに撮る方法や、人気作家になるためのブログ運営、集客方法などを模索…… すなわち「手さぐりで探している」ので、発信している情報は不確かなものが多いのですが、モットーである「売れない、金がない、人気がない、イケてない時こそ明るく元気にアピールする」このことだけは忘れずに行っています。
このたびロミ子編集長よりお声がけいただき、こちらのサイトでデジタル一眼レフカメラ（以下、一眼レフカメラ）について書かせていただくことになりました。
フォトグラファーでもない私をライターとして迎えてくださったロミ子編集長に恥をかかせぬよう、そしてなにより読者の皆さまに楽しんでいただけるよう精一杯努めますので、どうぞよろしくお願い致します。
さて、こんな私のもとに、読者さんからお悩み相談が寄せられました。
スギサクさん、こんにちは、ハンドメイド作家のよみ子と申します。いつも楽しくブログを読ませてもらっています。今日はスギサクさんに聞いてみたいことがあり、思い切ってメールさせていただきました。
突然ですが、手芸のスギサクさんのサイトは、一眼レフカメラで撮影した写真を使っておられるのですよね？
私はいつもスマホで作品の撮影をしているのですが、最近一眼レフカメラに興味があり購入を検討しています。一応コンパクトデジカメも持っているのですが古いタイプですし、今のスマホカメラはとても綺麗に撮れるので、もう使うつもりはありません。
それで今、一眼レフカメラについて本やネットで調べているのですが、どうもよく分かりません。懇切丁寧に解説してくださっているサイトも沢山ヒットしますが、私にとっては難しすぎて解読不可能お手上げ状態、なにが分からないのか？それすら分からないんです。
手に入れたところで使いこなせるのか？不安で購入の決断ができません。安い買い物でもないですし、そもそもどの機種を選べばいいのかも分かっていません。
スギサクさん、ぶっちゃけ一眼レフカメラってどうですか？やっぱり良いんですか？私みたいな人物でも使えると思いますか？（バカみたいな質問をすみません）
具体的な質問もない状態でメールするのは失礼だと思いましたが、スギサクさんなら私のような初心者にも分かる簡単な言葉で解説してくださるかもしれない、と期待をもって相談させてもらいました。
お暇があれば、いつか（できれば近いうちを希望します）ブログのネタにしていただければ泣いて喜びます。（このメールもブログで公開していただいて大丈夫です）
出産されたばかりで子育てにお忙しいところ、厚かましいリクエストをすみません。よろしくお願いいたします。
スギサクさんのファン、よみ子より
改めましてこんにちは、スギサクです。
一眼レフカメラの解説本は、選びきれない、読み切れないほどありますね。
初心者向け、おしゃれな女子カメラ、テーブルフォト、撮り鉄、動物、海山川花…… 種類も豊富、どれをとっても丁寧に解説されていますし、インターネットで検索しまくれば、これらに値する有益な情報を無料で得ることだってできます。
にもかかわらず理解できないと嘆く相談者のよみ子さん。
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オイコラ甘えんなよ。
見ず知らずのお前にタダで教える義理なんてねーよ。
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と、通常ならこんな自分勝手な相談メールは華麗にスルーさせていただくところですが、過去の私はよみ子さんそのものでしたから、このお悩みにはすごく共感してしまいました。
実物を手にせず勉強しても理解しがたい状況、痛いほど分かります。
私の場合は、とりあえず安い初級機買って、説明書片手にアレコレ触って撮影して、やっとこさ解説本が実感として理解でけた、でもまだ分かんないこと多いトホホ… このようなドンくささですので、よみ子さんのお気持ち、分かりすぎて放っておけません。
そんなわけで、こちらの「ハンドメイド作家のための、いちばん丁寧な情報サイト」で、「ハンドメイド作家のための、一番ゆるくて楽しいデジタル一眼レフ入門講座」を連載させていただくことにします。
初回の本日は、難しい話一切ナシのよみ子さんが気になっている疑問、
ぶっちゃけ一眼レフカメラってどうですか？やっぱり良いんですか？
ハンドメイド作家が一眼レフカメラを手に入れると、いったいどんな良いことがあるのでしょう？この点について、私スギサクがナビゲートいたします。
ハンドメイド作家がデジタル一眼レフカメラを買ったら、こんな良いことが起こります！
「見た目のカッコよさ」が手に入る
私がまず一眼レフカメラの価値としてあげたいのは、見た目の存在感「カッコよさ」です。
手のひらサイズのスマホは、必要最小限で無駄がなく現代的、今風に言えばミニマルですね。
これに対して一眼レフカメラは古風、クラッシックです。時代に合わせたバージョンアップをしながら昔から継承される外観は、どっしりと貫禄があります。
この貫禄あるカッコいい物体があなたの所有物になる、ネットで作品をアピールするなら写真は必須ですから「相棒」になる、と想像してみてください。
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いやもう普通に嬉しいですよね。
友達がおしゃれ、ペットが可愛い、相棒がハンサム、隣に存在するものがイケてると自分もランクアップした気分になって嬉しい、は素直な本音だと思います。
車がカッコいい、時計がカッコいい、インテリアがカッコいい、カッコいいものを所有していると自分の価値も上がった気がして自信がでる、否定しがたい事実だと思います。
バカなの？見た目だけ武装したって、中身が伴っていなければ意味ないじゃん？
おっしゃる通り、そうなんです、そうなんですけど、まあ良いじゃないですか。
モテそうだからバンドやりたいギターが欲しい、中学生男子みたいな無邪気な心でカメラ欲するぐらい良いじゃないですか。
だって、ネット検索の段階で意気消沈し他人任せのメールをよこしたよみ子さん、お世辞にもカッコいいとは言えません。
一方、なにがなにやら分からないと愚痴りながらも、とりあえず買って首からぶら下げたスギサク、見た目だけでもカッコよくなっています。
手に入れる目標に向かって、一生懸命働いて節約して貯金したのかもしれませんし、そんな背景込みで考えると外観から入る動機も悪くないですよね。
ということで、ハンドメイド作家が一眼レフカメラを買うと、どんな良いことがあるのでしょう？まずは見た目のカッコよさが手に入ります。
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「新しいことを学ぶチャンス」が手に入る
「見た目のカッコよさ」を手に入れたあなた。外観だけで満足するなんて中身がないおバカさんそのものですから、一眼レフカメラを使いこなすため奮闘することになるでしょう。
なんといっても作品をきれいに撮りたいですし、ステキ可愛いってもてはやされたいですし、ネットの人気者になりたいですし、売れて金持ちになりたいですし。
しかし一眼レフカメラでの撮影は容易ではありません。撮り方や構図ならセンスで何とかなるかもしれませんが、機器を使いこなすには知識が必要です。
この写真を見てください、一眼レフカメラで撮りました。
なんだこれ？パッとしない写真だな、本当に一眼レフカメラで撮ったの？と疑いたくなりますね。
でも使いこなせないと、こんな程度だったりします。
一眼レフカメラの扱いは一筋縄ではいかない、きっとあなたも、こんな現実と向き合いながら格闘することになります。
ということは？
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と、いうことはですよ？
今すでに一眼レフカメラで撮影したきれいな作品写真をホームページやSNSにあげている人は、「使いこなすための勉強や研究に時間を割いてきた人」つまり、頑張り屋さん！！！なんですよ。
常に向上を目指して行動している人は、内面も魅力的です。好奇心をもって自ら情報収集し、新しいことにチャレンジし続ける人は輝いています。
ハンドメイド作家が一眼レフカメラを買うと、新しいことを学ぶチャンスも手に入りますから、見た目だけではない人間としての魅力もさらに増すでしょう。
「背景がぼけた作品写真」が手に入る
さあ、カメラについて「新しいことを学ぶチャンス」といえばコレ、「背景がぼけているオシャレな写真の撮り方」が知りたいですよね。
一眼レフカメラの醍醐味といえば、みなさんご存知、綺麗な「ぼけ感」です。
といっても今はスマホアプリで簡単にぼかすことができますよね。オシャ女子に人気のSNSインスタグラムにも「チルトシフト」というぼかし編集機能が付いていますし。
私もやってみました。スマホで撮った写真にチルトシフトの「直線」を適用させてと。ワンタッチで完了！これはお手軽！
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なのですが、私の一眼レフカメラで撮った写真とを比べると、ぼけの雰囲気が違います。
違いに気付きますでしょうか？
左の写真・チルトシフトは「写真の面」がぼけているのに対し、右の写真・一眼レフカメラは「配置の奥行」がぼけています。まさに「背景、後ろの景色がぼけている写真」ですよね。
この違いや撮り方について書きだすと長くなるので、すみません今度改めて書かせてください。ですが比較したものをみると、まったく別物の「ぼけ」であることが理解できたのではないかなと思います。
そこのハンドメイド作家さん、あなたが一眼レフカメラを使えるようになったあと手に入るのは、右のような背景がぼけた作品写真ですからね。
「ブログやSNSを更新する楽しさ」が手に入る
作品を完成させるまでは楽しいんだけど、そのあとの撮影が苦手…可愛さが半減しちゃうんだもの…うううっ… と泣いている作家に朗報です。
「背景がぼけた写真」が撮れるようになると、作品撮影タイムが楽しくなりますよ。そんでもってついでに、ブログやSNSの更新も楽しくなるでしょう。
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あんの～、わだす、もともとブログとかSNSって苦手なんですけど。
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こんな田舎者にこそオススメです、苦手意識がすこし克服されるはず。
例えば、綺麗にヘアメイクをして素敵な洋服を着た日、背筋がピンと伸び、明るい気持ちになりますね。
「わだすもまだまだイケてるんでね？」誰かに褒めてもらいたくなりますよね、外出したくなりますよね、だってせっかく綺麗なのに、誰にも見てもらえず家でひとりゴロゴロなんて退屈ですもん。
これと同じで写真が綺麗になると、ヤッホー！全世界のみんな～！私の作品を見て～！と、ブログやSNSにアップしたくなるのです。
作品は沢山の人に見てもらってなんぼ、自然とこういう気持ちになれるのは作家にとって良い傾向ですよね。
そんなわけで、ハンドメイド作家が一眼レフカメラで「背景がぼけた作品写真」が撮れるようになると、ブログやSNSでイキリたくなります。
作品が「売りやすく」なる
さて、「綺麗な写真をブログやSNSにアップする」イコール「作品が売れる！」と直結させたくなりますが、それだけでいきなり品物が完売したり、自分の人気が急上昇するほど、現実は甘くないですねシクシク。
ロミ子編集長もこのように言っています。↓
綺麗な写真をブログやSNSにアップできる一番良いこと、それは「自分の作品の良さ、魅力を読者に正しく伝えられること」だと私は思っています。
実物はもっとカワイイんですが、写真が下手で分かりづらいですね、すみません( ;∀;) とか余計な言い訳を書かなくてすむってことです。
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こんな風に「私の作品カワイイですステキです」と言い切る勇気、元気、自信が沸いてきます。
加えて、こうして人のサイトで堂々と宣伝してしまえる図々しさも手に入ります。※性格によるものかもしれません。
ハンドメイド作家が一眼レフカメラで「綺麗な写真が撮れるようになる」ことは、「ブログやSNSで作品をアピールする活力」になります。
売り込みが得意な人はさらに、苦手な人は今以上の売りやすさが手に入ります！
まとめと次回の予告
いかがでしたでしょうか？「ハンドメイド作家がデジタル一眼レフカメラを買ったら、こんな良いことが起こります！」素敵な未来が想像できましたでしょうか？
ネットでは写真が綺麗なことが優位でしたが、スマホカメラやアプリの進化に伴い「写真が綺麗なことは当たり前」になっています。
当たり前ができない人は、当たり前ができる人以下、当たり前ができる人は、当たり前以上ができる人以下、ハンドメイド作家として生計を立て、生き抜いていくには前進あるのみですよ皆さん！
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と、先輩面して語っている私こそ何物でもないので頑張らねばなりません。
「現状維持では後退するばかりである」とウォルト・ディズニーさんも言ってたそうなので、私もこちらのサイト及び、読者の皆様とともに成長する所存であります。今後ともよろしくお願い致します。
さて次回の「ハンドメイド作家のための、一番ゆるくて楽しいデジタル一眼レフ入門講座」は、カメラの種類、選び方について講釈を垂れる予定です。今回同様、ほかのサイトにはないハンドメイド作家視点で解説をしますので、こちらもひとつよろしくお願い致します。
※お詫び※
よみ子（仮名）さんからの相談メールは、実際に届いたものではありません。記事冒頭で紹介しておりますのは、私が好き勝手に書いた「妄想お便り」です。
「妄想お便り」とは、お客様の声がもらえない駆け出し作家のブログＰＲ術として、手芸のスギサクが考案したアイデアです。お時間ございましたら、こちらも併せてお読みいただけると嬉しいです。
▶「お客様の声の集め方」どこの集客ブログにも書かれていない催促方法を伝授します
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- ハンドメイド作家がデジタル一眼レフカメラを買うと、こんな良いことが起こります - 2017年4月7日
