
どうもこんにチワワ。レザークラフトをサボり気味のレザークラフター、ロミ子です。ええ、ええ、サボっています。なぜかと言うと忙しいから。趣味のレザークラフターです。
さて、今回アレするのは、『なんかよくわかんないけど、それなりに入る財布』っていうアイテムです。なんかよくわからんけど、それなりに入る。10まんえんくらい。

まずは型紙を起こします。作りたいモノの妄想で以て、コピー用紙を切る!今後、定番化する気がわたしにあるならば、アクリル板とかで型紙化したり、型を作ってもらったりしますが、最初はコピー用紙に線を引き、切って型紙にします。テキトーですね。イイカゲンですね。でもいいんです。サボってますから!楽しむ為のハンドメイドにはこれくらいのいい加減さが必要!とか言い訳しておきます。

立体構造の『小銭入れ』部分の型紙。コピー用紙を折って、構造を決めます。

こんなふーに折りたたんで小銭入れ部分になるって寸法です。

内側の全体像です。ざっとこんな感じでイメージにしていきます。

いよいよ革を切ります。

革包丁を使ってスパッと切りましょう。

他の型紙も同様にレザーをカットして、型紙と並べてみます。
ここまではイメージ通り。

とりあえず、ブランドの刻印を押しましょう。レザーを水に濡らしてアクリル板をセット。

五助屋レザー製のALL-2000でがっしゃんこ!

Canecryの刻印がレザーにつきました。

革の裏面をトコノールっちゅー薬品で磨きます。ケバケバしてる革のケバケバをつるっとするためです。ガラス板で擦ってトコノールを伸ばします。あまり力を入れすぎると革が伸びてしまので、ホドホドに。

全ての革の裏面を磨いたら、小銭入れ部分を滑らかにカットして、縫ったあとに磨けない部分を磨きます。

イメージはこんなカンジ。

小銭入れ部分のフタにアタリをつけて、バネホックを取り付ける穴をあけます。

バネホックをガチャン!と取り付けます。

小銭入れ部分がそれらしくなりました。

内側土台部分の折り込むところを切り取ります。

サイビノールという接着剤を塗ります。

各パーツを貼り付け、圧着。

パーツを貼り付けたサイビノールが乾いたら、張り合わせた部分を紙ヤスリで研いで滑らかにします。手で切った革はどんなに上手に裁断しても、ピッタリは合いません。

二枚の革の側面をピッタリ合わせたら、ステッチング・グルーヴァーで縫い溝を掘ります。このステッチング・グルーヴァーってお道具は、実はあまり使ってる人がいなくて(ロミ子調べ)、ネジ捻とかつこてる人が多いらしいんだけど、わたしはこれが好きなので使いますよ。

菱目打ちという道具で、溝に沿って縫い穴をあけます。

穴を開けたらこんなカンジ。

縫います。

外周を縫い終わったら、菱目打ちで小銭入れの部分を固定するために縫い穴を開けますよ。

小銭入れの部分を縫って固定します。

縫い終わった部分の側面をトコノールで磨きます。ツヤツヤに!ぺかぺかに!

内側の作業は終わり。

たたむとこんなカンジ。あとは札入れ部分を縫い合わせるだけです。

札入れ部分の革を用意します。ちょっと大きいね。大きい理由はあとで説明するよ。

内側にバネホックのオス側を取り付けます。

ホックを取り付けた側に札入れにする大きい革をサイビノールで接着します。

接着剤が乾いたら、240番くらいのヤスリで研いで断面を滑らかにしますよ。

ステッチング・グルーヴァーで縫い溝を掘って。

それに沿って菱目打ちで縫い穴を開けます。

縫う!

そんでもって真ん中部分を同じくサイビノールで接着するわけですが、折曲がる部分にアソビを持たせます。これが札入れ部分の革を大きくした理由。革の厚さにもよりますが、外周側を一回折るのに対して約3%とちょっと大きくします。今回は2箇所折るので7%大きく革を裁断。理由は言わなくても解ると思うけど、外側は内側より折りたたんだ時の距離が長いからです。同じ長さで張り合わせると、全体が歪むのですよ。

張り合わせたら今までの手順と同じよう菱目打ちで穴を開けて・・・

縫う!

縫い合わせた部分をトコノールで磨きます。

磨くと二枚の革が一体化していくよ。

全体のヨゴレが気になるところとかを拭いたりなんだりクリーニングしたら完成!

ちゃんと使えます(あたりまえだ)

レザークラフトは男性のもの、と思っている方もいるかもですが、女性でも楽しく作れます。
ではまたっ!
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