フォッサマグナの北と南で石を拾って商品化してみる

海で石を拾おう

どうも皆さんこんにちは。

石を拾って石を売る。そこらへんに落っこちているものを加工し、堂々と価格をつけて販売している、ゲスいハンドメイド作家&ハンドメイド神こと、『ハンドメイド作家のための、いちばん丁寧な情報サイト』編集長のロミ子です。

しかしね?考えてみてくださいよ、自動車に使われている金属だって、ダイヤモンドのジュエリーだって、あなたが住んでいるその家だって、全ては地面に落ちてたり、埋まったり生えたりしてたモノですよ。動物の皮をはいで革を作り、それが皆さんの財布やバッグになっているわけですよ!つまり全ての商品は拾いモノを加工したブツなのであります。ホームレスのおっさんだって空き缶を拾って生活している。我々は地面に落ちていたもので生活している、と、こうです。

おお、母なる地球よ、マザー・オブ・アースよ(意味同じ)、ありがとう!そして、サンキュー!(意味同じ)。

さてさて、そんなわけで、綺麗なブツを拾う為、太平洋やら日本海やらを駆けずり回って参りました。もうね、いわば中部地方一周の旅。わたしが今住んでいるのは名古屋でありますが、伊豆にもボロ家がありまして、そこを拠点として、遊びなんだか仕事なんだか定かではない活動を行ってまいりました。

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今回のテーマは!

フォッサマグナの北と南で石を拾って商品化してみるです!我ながら馬鹿だね~~~。

フォッサマグナとはいかなるものかと申しますと、まぁ簡単に言えば日本列島を西と東に分断する構造線です。地震なんかの原因になったりもしますが、その周辺は天然鉱物の宝庫でもあります。
フォッサマグナ

移動行程はこんなカンジ。距離的には365キロ6時間の日本縦断でゴザイマス。

それでは早速参りましょう!

まずは西伊豆町にあるメノウ海岸こと仁科海岸からスタートです!

 

メノウ海岸


メノウ海岸

はてさて、やってきました仁科海岸。天候最悪。ポツポツと雨なんか降っちゃったりなんかして、波が荒いのなんの・・・。

それでも沢山の石は漂着しています。

メノウ海岸でメノウを見つけるのにコツはいりません。下見て歩いていればすぐに見つかる。

まぁ、波が高くて怖いので、サクッと採取して退散。天候が悪い日にはあまり浜辺に近づいてはイケマセン。5分程で、6つのメノウを採取できましたよ。

仁科海岸の他にも、伊豆には天然金が採取可能な河津の菖蒲沢海岸などなど海辺で鉱物採取できる場所が沢山ありますが、それはまたの機会に紹介します。

 

ヒスイ海岸


ヒスイ海岸

6時間運転して、やってきました日本海!むっちゃ晴天!!!海は限りなく透明に近いブルー!

でも、後ろを振り返れば冬の雪山が見えるという、なんとも不思議な光景。そして海岸には石!石!そんでもって石!

海洋ホライズンは空と海との境界すらあいまいです。新潟県糸魚川市はラベンダービーチ

翡翠が採取できことで知られていますが、他にも沢山の綺麗な石コロが採取できます。まぁ、皆さん、一攫千金を狙って翡翠を探すのでしょうけれども、他の石も見たってくださいな。

そんなもんで、翡翠、石英、ネフライト、蛇紋岩、そして、正珪石を採取。満足!

天然石の磨き方 (糸魚川翡翠)

 
 

石の加工


名古屋の工房に戻り、石の研磨を行います。ってなんかむっちゃ簡単に書いていますけども、延べ1週間の行程で浜辺を旅して汗だくになりながらも拾った中で、気に入った石は12個だけ。翡翠の加工は以前に書いていますから、今回の旅程の中で、一番自分が可愛いな、と思った石を加工します。

正珪石ことオーソクォーツァイト。ピンク色の砂があつまって圧縮された、ローズクォーツになり損ねた石英ですが、この濃ゆいピンク色が気に入りました。

まぁ、市場価値なんかマッタクない、宝飾業界からはガン無視されているようなクズ石ですが、自分が可愛いと思ったら加工するよね。他人の評価なんか関係ないっ!!!

ペンライトの光を通す、ピンク色の綺麗な石コロ。いいじゃん。いいじゃん。

で、切ります。

リューターカッティングディスクを装着して粗削り。裏面から全体のフォルムを想像し、楕円形に削ります。

カボションの裏面を楕円に整えたら、お次はオモテ側を整えますよ。

そんでもって、サンドペーパー、400番、600番、800番、1000番、1200番。1500番、2000番、2500番、3000番と丁寧に研磨してゆきます。

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新潟県糸魚川市原産のオーソクォーツァイトのカボッション・ルース完成。

 

 

で・・・アレしてコレしてアクセサリーに加工します。

新潟県の海で拾った、イチゴっぽい石のネックレス [ショップページ]

糸魚川翡翠のペンダント[ショップページ]

糸魚川翡翠のリング[ショップページ]

 

海で石を拾って加工する。これは意外と楽しい。

皆さま!おためしあれ!
(おしまい)

 

糸魚川の海岸でみつけた、翡翠とキツネ石(ロディン岩)を磨いてみる

ダブレット石で覆輪留めリングを作ってみよう

シーグラスビー玉のヘアゴムを作ろう! (1)ビーチコーミング編

 

 
 

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ロミ子
ハンドメイド作家のための、いちばん丁寧な情報サイト管理人・主筆。編集長とかカッコつけて言っちゃうこともありますが、所詮は泥臭い雑用係です。 Canecryっていうジュエリーブランドのオーナー職人ですよ。 http://romy.thebase.in/
[ フォッサマグナの北と南で石を拾って商品化してみる ]天然石2017/05/09 00:57