( =゚∀゚)ノ毎度!五助屋レザー です!
現役革職人の(たぶん)あたくしが、一番丁寧な情報サイトという看板を見て大丈夫か?とおもいつつ投稿してみます。なるべく特別な道具とかマニアックすぎない感じで敷居を低く書いてみるので、あ、コレなら出来るかも?みたいに思ってもらえたら幸いです。
ってことで良く分からないままスタートです。現役革職人←ココ\_( ゚ロ゚)重要 が、道具とかいっつも使ってるものだったりするので汚れてたりするよ。写真はめちゃへタレだよ。めちゃこだわってる道具とか、そんなのねぇし、とか加工するの大変じゃねーかっ?てのは極力使わないでベーシックな内容でやってみるよ!
ではスタートです。
さ、最低限コレはあったほうがいいよとか、そういう道具を紹介しながらね。まずは、カッターマットだね。いろんな刃物を使うレザークラフトである。やらかいタイプのもあるけれど刃が食い込んで切れる刃物なのにどうも重く切れないって感覚があって僕は好きではないのだよ。なので、このOLFAさんのを使ってる。やらかいタイプ(ビニ板)は刃にやさしい感じがするけれど、よく切れる刃物だと革を切るだけでなくその素材に刃が食い込んで滑らず重たい、そして鋭角の刃先の包丁とかだと欠けたりしやすいんだよ。
力加減?そうだよね、腕が有ればなんて思うけど、このカッターマットはそんなんあんまり考えなくても刃先にやさしいのに食い込まないから愛用してる。
方眼紙ね。
そう今回は型紙の作り方からスタートだからね。
接着剤。革を接着するのって、大きく分けてこのゴム系と木工用ボンドのような水性のものがあるね。
僕が愛用しているのは、このダイヤボンドNo.888って奴。大きな缶で買って使っている。溶剤も一緒に買ってボトルに入れて濃度をいい感じに調整している。このチューブの奴だとちょっと濃度がアレで固いんだけれど、なかなかそんなに量を使う人も居ないだろうから、コレを使うには、こんな感じがいいよ見たいなのも後で書いて見ようかね。
針と糸と菱目打ちって奴。はじめは、よくわからんだろう。よく質問をもらうところであったりするんだよ、この辺って。
これが、返答に非常に困るのだ。菱目打ちと言うのは縫うための穴を開ける道具であり、その穴の間隔が広い狭いがある。
そして、糸にも太い細いがある。人によって好みというのがあるので、このピッチだからこの糸の太さって言うのも正解などないので、まずは、やってみなと言いたい。広いピッチでぶっとい糸でワイルドな作風、細かいピッチで細い糸で繊細に、細かいピッチだけれど太目の糸で糸目を強調したいとか、色々だもの。作るアイテムによっても違うし、一つのアイテムでも場所によって変えたりするんだ。
だから、はじめに何種類かそろえたらいいと思う。複数刃があるものは直線用、二本のは、曲線用。もっと刃がたくさんある長いのもあるし、やっぱり長い直線は沢山刃が付いた長いのがあったら綺麗に早く出来るから、ほしくなる。。。。。とこうして道具がドンドン増えるのがレザークラフトなのでどこかでブレーキをかけながらお財布と相談してねw
あ、糸はね、ビニモという糸が丈夫で扱いやすいのでお勧めする。そのビニモの中でもMBTっていう種類のものは縒りが戻りにくいので手縫い用の糸では無いが比較的綺麗に縫えるのだ。
太さは、20番 8番5番 1番 0番 00番 という順番で太くなる。お好みのを見つけてくださいませ。
切るといえば、うちでも色んな工具を販売しているが、とりあえずやってみようと言うならコレがいいかな?
そう、普通のカッターです。
んでもセットする刃は、
僕の知る中では、これが一番いい。OLFAの中刃は、この薄刃がある。なのでカッター本体も中ボディーを選んでね。
んで、刃の薄さだが、0.2ってのもあるんだけどさすがに相手が硬い革だったりするともう、頻繁に折らなければならないのと曲線を切るときにしなりすぎるのでこの、0.25がお勧め。
慣れてきたら、革包丁やラウンドナイフを使うのもいいね。裁断から漉き(革を薄く削ぐ)などマルチに使えるし、この0.25の切れ味も鋭いがもっともっと切れる(ちゃんと研げば)ここらは、書き始めるとまた止まらなくなるし、いつものあちらのブログで何度か書いているので探して見てくださいませ。
刃が薄いのでこの先端を潰して隙間を調整しておくと刃がカタカタしないのでこの刃専用にするなら、やっちゃおう。
方眼定規は、押さえやすいし方眼紙じゃなくとも正確な裁断が出来るのであると便利だね。
これで十字に切り離さない程度に軽くカッターで刃を当ててこの方眼紙が折れやすくしておこう。
十字に切れ込みを入れたのは、四方対称の形を切るから。コレが、左右だったり上下だったりするとまた違うんだけれど、型紙の精度が悪いとその先の制度が全部悪くなるのでなるべく正確にしたい所だ。
上記の方眼定規なんかを使ったりR定規とか、まぁいろんな道具が合ったりするのでラフな型紙でも慣れてきたら大丈夫っちゃぁ大丈夫かもしれないが、まず、基本を押さえてからの応用としたいよね。
こんな感じに自分の思う形のラインを引きましょう。
カッターを当てたラインで折り曲げてこのラインを切るのだ。
そうすると、当たり前だけど左右対称になるよね。
今度はこっちへ折る。このときこんなデザインの場合は、この写真で言う左右方向にズレやすいよね
んだから、テープで固定しちゃう。切り離すとき最後にココを切るように刃を動かそう。
はい、完成。ってさ。。。。たったコレだけの為に、この文字数と写真ってどうよ?って思ったりしてる。
キーホルダーが完成するまで、まだまだ先が長いwキーホルダーの作成自体には1時間も掛かってないと思う。こうして説明するほうが、はるかに時間が掛かりそうだ。
んでもまぁ、キーホルダーだけじゃなくて他にも応用が利くと思うし、何よりいちばん丁寧な情報サイトの看板である。
この型紙は、まだ完成ではない。カッターの刃が思わずまっすぐ行っちゃって綺麗な曲線にならなかったとか、まぁいろんな理由で自分の理想で無い場合、また折り曲げながらペーパーなどを当てて修正する。
こちらが完成品。ってコレはコレから作るものの型紙でしかないのだがw
いくつも同じものを作るのであればより強い素材で作るといいと思うのだが、ちょっと上質の硬い厚い紙に
こうして、方眼紙で作った型紙を当てて卦書いて写し切り出した物だ。
長くなっちまったので、次回はこんなの使うよ。で終わりにしよう。
ゴム板だ。薄いのも売ってるけれど長く使ってると反ってくるから、分厚いのちょっと高いけどココは買っておこう。
ま、薄いのがほしい場面もあるけれど、そういう時は、革の端切れとかで代用できるからね。
キーホルダーを作ってみよう。その②につづく。
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