毎度どうも!五助屋レザーでございます。
いやぁ。。。。前回のエントリーで書かせてもらった馬蹄のコインケースは、色んな人がチャレンジしてくれて色々報告してくれて、あたくしはうれしゅうございました。
世界で一番詳しく説明したと自負しております!
んじゃぁ今度は、もっと!なんて思ったら、筆が重くなるといいましょうかなんと言いましょうか、まぁそんな感じだったのでありますよ。気負ってもしゃーない、普通に書くか。と、開き直りぎみでやってみようかね。とはいえ、前回に負けず、世界で一番詳しくと・・・できるかな?
極々普通にどうやって縫うのさ!たとえば糸で、なんてのでも、こだわると色々と書けそうだが、今回は革でかがる革紐のレースアップを書いてみようかと思う。
ざっくりと下書きを書いてそれに付け足すようにあれこれ書いてみたのだが、このレースアップというのはこだわり始めると、とても工程が多くなるのに気が付いた。実際に始めるのは、革紐と専用の針と穴を開ける道具さえあれば始められるので、決して敷居は高くないから是非チャレンジしてみて欲しい。で、自分なりにもっと違った感じを出したい!と思ったら今回のシリーズの中から何かを拾ってもらえたらいいと思う。
レーシング
レーシング・・・。RACING ぶんぶーんとあのレースじゃない LACINGの方ね。
僕が書くので普通の教科書に掲載してるのとは一味も二味も違うマニアック路線です。
色々書きますが、良く本に書いて有る、いろんなサイトで紹介されているのが、間違えだと言いたいのではないのだよ。
自分なりのこだわりも有るよって事を書こうと思うのだ。
きっと商売的にやったら合いません(笑)。
自分で作ったこのアイテムを使い込んで初めて、あぁこれイイかも、って思ってもらえるようなモノですよ。
レース
市販されていますね、レース。平らな革紐です。牛革もあれば鹿やカンガルーなども。
コレは表から見た所。表が丸みが出るように加工された物も有ったり四角いまんまの物があったり、べべリング(斜めに落とす)された物も、両側の物、片側の物も有ったりします。
糸と違い幅があるこの革紐(レース)を通していくので普通の菱目打ちなどでは幅が足りません。市販している革紐(レース)は3ミリ幅の物が多いのでこのような3ミリ幅の刃が付いた道具で穴をあけます。
斜めの物も、並行の物もございます。連続して並んだポンチも使えます。丸穴のほうがかがりやすい方法もあるしね。
レザークラフトを始めた頃、豪華に見えるレースアップ良いな~と思いこれらの道具を使い、そりゃぁ沢山作りましたが、なんか違うんだよなーと。。。。原因が分からずひたすら作りました。
柄の尻が潰れて釘のように広がっているのがお分かりいただけるだろうか?
色々と編み方を工夫もしました。最終的には、アイテムを手にしたオーナー様の好みとか満足度なんだけれど、自分がコレだ!っての作りたかったのでいろいろ試行錯誤。
こんな針を使ってかがります。ここらは、また後で書くね。
極普通にそのままだと・・・。
ピッチが広いのでちょっとスカスカ?な感じが最初の写真と見比べるとしませんか?。
巻きかがり、シングルループ、ダブルループ、トリプルループ、メキシカンバスケットウィーブなど(他にもまだまだある)かがり方が有り、このかがり方でスカスカな感じは低減できるし、そもそも、スカスカ感が悪いなんていう事はない。これらは、すべて好みであって、こういう風なのがカッチョいいなーってな感じって有ると思うけど、僕は、ミッチリと詰まった感じが好きなのです。
今回は一般的なダブルループで進めましょう。ダブルループかがりでもビシッと目が詰まった感じにします。
広めのピッチでもトリプルループやメキシカンバスケットウィーブなどでかがれば、目の詰まった感じになります広いピッチで複雑にかがるか、狭いピッチでわりとシンプルにかがるか、いずれにしてもレース(革紐)の量は多く使うことになります。
こだわり始めると、革の材質。まぁ擦れに強い革を使ってとか色々とありますが、本体と同じ革を使いたい。同じようにエイジング、経年変化を楽しみたいと思うと、もう革紐(レース)を作るところから始めなくてはならない。ピッチ(穴の間隔)も道具も一般的に売られている物ではないので、その道具を作る所から始めなくてはならくなる。
んでも、そこには、よそには無いオリジナリティーが出せちゃったりするのです。宣伝になっちゃうけど、そんな道具をうちでは取り扱ってますよん♪
あの道具を買えば出来るよ・・・。じゃぁ、『ハンドメイド作家の為の1番丁寧な情報サイト』の名に恥じる記事になってしまうので、今回は、なんと道具の開発から初めてしまった訳。その道具は、次回登場しますが、シンプルな形なので自作も出来るよって所なのだ。
もちろん、販売用だから、さくっと自作で作れる物よりもきっちりとした精度で使い勝手も耐久性も考えてある。正直、買ってもらえねばえらい赤字だけど、日本製でこの手の道具って見た事がないので、アリじゃないかなーなんて思ったりしてます。
というわけで、そんなシリーズを今後は書きますのでお楽しみに!
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