どぉーも!はじめましての方もお久しぶりの方もいらっしゃるかと思いますが、皮革工房 凜のりんと申します。お気軽にりん様とお呼びになってくださいな♡(←全然、お気軽でないw)
前回は縫わないトートバックというこんな記事を書いたのですが↓
大変ご好評で、「縫ってんじゃん?」とのご感想も多々頂く事が出来ました。皆様、ありがとうございます。まだお読みになっていらっしゃらない方は、後で読むように。テストに出ます!
さてさて、今回こそ!マジで縫わないレザークラフトをご披露したいと思います。
ちなみに、私は縫うの嫌いな人みたいな感じがしますが、縫うの好きです。←どうでもいいw
型紙の作り方
まるで小学校の算数の「図形・展開図」のようですね(笑)レザークラフトっというか、モノづくりは時に算数の知識が必要です(私の見解)。
今回作るポーチは、円と長方形の組み合わせで型紙を作っていきます。
(仕切りパーツを挟むための穴あけ位置は、このデザインの場合は60°でバランスよく制作できます。仕切りを増やす場合はここの角度を調整すれば、同じ型紙で制作が可能です)
作りたい大きさで自作していただいて大丈夫ですよ(^^)
でも、この「好きな大きさで作る」というのって、初めて作る時には難しいかと思いますので、
参考までに、今回私が制作したサイズで型紙をご紹介させていただきますね♪
今回制作したサイズはこんな感じ↓
r っというのは半径の事ですよ~。(説明するまでもないですが…)っというわけでコンパスが必要です。
(もってます?コンパス。…大人になったら使わないよねw)
これ↑を型紙らしくしたのがこちら↓
※革の厚みによっては穴をあける位置の微調整が必要かもしれません。
こちらの型紙を使われる場合はプリントアウトして、拡大・縮小を駆使してお好きな大きさにされてくださいね!
裁断
カットします。
カーブが多いので、革包丁(私は別たちを使っていますが…)よりも、革用のハサミを使った方がキレイに切る事が出来るような気がします。お好みでどうぞ~
トコ処理
「トコ処理」っと書きましたが、今回は省略します。ちょっとラフな感じのポーチっという立ち位置です。
トコ処理をする場合はこのタイミングで行うとよいかと思います。
処理をする場合はCMCの溶液やトコノールなどを使用しましょう。
穴あけ
ハトメ抜きで穴をあけます。
作り方
今から本体を仕上げていくのですが、
その前に、今回使用するカシメやホックの取付け方法分からない方はこちら↓の記事をご参照くださいませ。
カシメやホックがうまくつかない時のコツ↓
長い記事のどこにお目当ての説明があるか頑張って探してくださいね(ゴメンナサイネ)。
ホックを取り付けます。
ハトメ抜きであけた穴にホックを通してホック打ちで取り付けます。
次にカシメで本体を立体的に仕上げていきます。
セットとなる穴を重ね、
カシメを取り付けます。
’
カチッと音がなれば仮止めできますので、手を放しても大丈夫です。
‘
仕切りのパーツを挟みます。
仕切りのパーツを挟みます。
※挟む部分を間違えないようにご注意くださいませ。
’
立体的になってきます。
少々やりにくくなってきますが、このようにして作っていきます。
革の厚みなどにもよりますが、元の形(平たい状態)に戻ろうと反発して取り付けが難しくなってきますが、頑張って作ります(笑)
カシメの仮止めが終わったら、ホックを閉じます。
開閉がうまく出来るかチェックします。
チェックが出来たら、形が左右対称か?かわいらしい丸みが出ているかなどをチェックして微調整したい場合はこのように↓
形を整えるように意識しながら手で丸めてモミモミします。
形が整いましたら、カシメを本留めします。
打ち台を敷いて、カシメ打ち、ハンマーを使って取り付けます。
カシメが打ちにくい場所は本体を折り曲げるなどしてしっかり打てるように工夫します。
’
アレンジ
スタンプやレースを使用して個性を出す事も出来ます♪
ちなみに、使用したのはこちらのスタンプです。
スタズオン
レースの方は白い糸で縫い付けています。
もっとアレンジすると、こんなお財布も制作できます(^^)
ファスナーの取付けやインレイという、くり抜いて他の革を見せる手法を使っておりまして、
説明し始めるとこの記事がいつまでたっても終わらないので、また別の機会にご紹介させていただきますね~(需要があればw)
ハラコのお財布はオーダーを頂けましたら制作可能です。
詳しく見てみたい方は→こちら
完成
そんなこんなで完成でっす。
ぜひぜひ作ってみてくださいね!バイバーイ!
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